劣化した屋根

棟瓦の歪み

 棟瓦は屋根の頂上にある瓦です。正常な場合は一直線に並んでいますが、経年劣化や強風などで歪みます。放置するとどんどん歪みが大きくなり、崩れてしまう可能性があります。棟瓦の歪みの原因は瓦を固定する漆喰の劣化です。補修方法は、棟瓦を全て取り外し、積み直す「棟取り直し工事」です。

棟瓦の歪み

瓦の割れ・欠け

 耐用年数が長い瓦ですが、割れてしまうことがデメリットです。飛散物やアンテナの倒壊などによる衝撃で割れてしまいます。放置すると、瓦がずれたり割れや欠けが他の瓦にも広がってしまう可能性があります。雨水は隙間から侵入するので、最悪の場合雨漏りを引き起こします。

 

漆喰の剥がれ・崩れ

 漆喰とは棟瓦と瓦の間にある、棟瓦を固定する部分を言います。地震や台風などの強風で瓦がずれ、漆喰がずれたり剥がれたりすることがあります。補修をせず放置すると、瓦の落下や雨漏りを引き起こします。軽度な漆喰の剥がれであれば詰め直しで補修します。