劣化した屋根

屋根の浮き・剥がれ

 重なった部分を折り曲げて固定する方法が使われている屋根があります。この場合、経年劣化で屋根材が浮いたり剥がれてきます。放置すると風が当たる面が増えるのでどんどん広がってしまいます。

色あせ・サビ

 金属屋根もスレート屋根同様塗装によって守られています。塗料が劣化すると紫外線に耐えきれず色あせてきます。また、金属屋根のデメリットはサビに弱いことです。屋根の表面に傷がつき、塗装が剥げてしまうとすぐに錆びます。サビは金属を脆くするので強風後などは注意が必要です。劣化が進むと屋根に穴が開き、屋根裏を劣化させるだけでなく、雨漏りにも繋がります。

金属屋根の錆  

ガルバリウム鋼板

 ガルバリウム鋼板とは現在の金属屋根の主流になっている、高性能な金属です。酸化しにくいことや錆びにくいことから耐用年数の長いメンテナンスフリーの屋根材と言われています。かつての金属屋根で使われていたトタンやブリキに比べると錆びにくいですが、全く錆びないというわけではありません。また塗装によるメンテナンスも必須です。軽量という面から、現在の屋根の上に新しい屋根材を重ねる屋根カバー工法によく使用されます。